やっと落ち着いてきたので、この数か月で起こったこと、感じたことを、つらつらとまとめずに記していきます。
結構鬱な長文ですので、実際起こったことが黒字で、すじに直接関係ない心象風景や、思い出話の箇所は、飛ばせるよって感じで文字色を薄くしています。
なるべく感傷に浸った部分は、はぶいてはぶいて書いたんですが、どうしてもでてしまってる箇所があると思います。
すみませんです。そういうのが痛くて嫌だなーって感じてしまう方は、見なかったふりをして、通りすぎてくださいーー。
1か月前ぐらいだったでしょうか、私が一緒に暮らしてるバジル一家のお父さん、たまごろうが、ついに大きな病気になってしまいました。進行は早く、どんどん枯れる。八方手を尽くしたんですが、土に還ってしまいました。2年ぐらい生きたのかな。
小さな地球。
園芸店のお姉さんが「この仕事長いですが、こんな頑張り屋のバジルは初めて見ました」「1年草なのに、すごいね!お前は言葉が分かるんだね!」って連れていくたびに鉢をなでながら褒めてくれました。ほんとに誇らしく感じる。
この園芸店のお姉さんにもほんとにお世話になりました。感謝しています。
たまごろうから挿し芽で株を分けた、長男たまたろう、次男たまじろう、あとからやってきた祖父、たま蔵。パセリの鉢、奥さんのらぶごろう。5人家族で、ベランダで一緒にご飯を食べながら、皆でひなたぼっこするのは、何より癒やされて、5人が気持ちよさそうにしてるベランダは、小さな地球に見えたものです。
みんなでベランダでひなたぼっこをしながら、わたしはぼんやりと、
(*´へ`*)oO(こんなに大きく育つバジルって、もしかしたら新種なんじゃないだろうか。大きくなりすぎて、いつか公園とかに頼んで植樹させてもらうことになるかも。ツリーハウスにして、みんなたまごろうにのぼって遊んだりできるかも)
とか、のんきな空想にふけったりしました。きっといいことをいっぱい考えてた方が、そういう素敵な未来を引き寄せるんだとも思ったので、毎日大きなバジルの樹の空想をしていました。
幹に残しておいても枯れちゃうんだろうなって葉っぱを、思い切って50枚ぐらい剪定した時、はじめてバジルペーストを作りました。ダイエット中だったので、見るからに味気ないサンドイッチになってしまいましたが、とてもとてもおいしかった。ありがとう!たまごろう。
病気になっちゃったのは引っ越しが原因なのかなと思う。環境が変わって一気に皆の具合が悪くなってしまった。大きな仕事に向けて、最低1年は集中出来る環境に移っておかなくてはという理由だったんですが。こいつらにとって地球と火星レベルの引っ越しだったんだ。と、とても後悔しました。
miitomoのフォト機能を使うとこいつらの世界に遊びに行ける!
立ち枯れて完全に姿が見えないぐらい土に還ってしまう前に命を繋ごう!と考えたわたしは、すでに幹だけになってる、たまごろうとらぶごろうの鉢に、春やっとの思いで採取した、たまごろうの種を蒔きました。
種を採取して、入れて置いた袋。このイラストをツイッターに上げたことで、フォローして仲良くなって下さった方もいて、いい縁をつないでくれた封筒。宝物が入ってる。
芽が出た!
しかしながら、喜んだのもつかの間。蒔いた種から出てきた芽はいつまで経っても大きくならない。どんどん枯れて減っていく。そうこうしてるうちに、急にたま蔵も土に還ってしまった。たまごろうと同じ症状でした。たま蔵、引っ越す前あんなに元気だったのに、こいつも急で、返す返すも引っ越したのが原因なのだろうと思う。 ごめんなさい。
一人ひとり誕生日も決まっています。差し芽の場合、水耕栽培から土に移した日。種からの場合最初の芽が出た日が誕生日。
いなくなった鉢を眺めて、ひたすら後悔しました、あれこれ書くと、きっと安っぽくなるので、細かくは書きませんが、大きなバジルの樹!みたいな、のんきな空想でにこにこしてた自分を思い返すと、今の自分が非常に惨めに感じました。
毎日悲しみにくれるわたしを横で見て「植物を枯らした『だけ』で、そんなに泣くなんて、やさしいねぇ」みたいに言ってくる人がいて、今世紀最大レベルでキレてしまった。
慰めようと思って言い間違えたのだろうけど、気が立っててピリピリしてたのもあって、なんだか友達を侮辱されたような気持ちになった。
これもあんまり細かく書きませんが、気づいたらあちこちで陶器が割れてるレベルで怒ったといったら、どんだけか分かるんじゃないかなと思う。陶器には申し訳ないことをしてしまった。
植物を友達や家族みたいに思って、可愛がるのは、そんなに珍しいことなのだろうか。ほんとに地球には色々な心を持った人や生き物がいて、人種や容姿、植物や動物ってレッテルで区分することなんかできないのだと私は思う。
色んな人がいる中に、こういう話が理解できない方もたくさんいるんだって思うので、しょうがないです。ただ、悲しんでボロボロになってるわたしの前で「枯らしただけ」とかいうな!!!と。思いました。
ちび町子が遊びに来ると、皆とてもうれしそう。
そのまま、ばたんと眠ってしまった。ぼてっと腫れたような夢の中でわたしは、もうこんなに家を荒らしてしまって、きっと残ってた小さな芽も明日には枯れちゃうだろう。二度と命は育てないと、繰り返し思いました。
仕事もおいといて、泥の中、寝たり起きたり、まっくらな部屋の中で3日ぐらいすごしました。起きたらツイッターで、ヘンに元気にふるまってみたり、鍵付きの個人用アカウントの方に帰ってはべそべそしたり。フォロワさん達はさぞかし鬱陶しかっただろうと思います。みんなごめんなさい、ありがとう。
久しぶりに部屋からでると、お母さんが「ねえねえ、あんたが起きるのを待ってたんよ」「この子たち、なんかちょっと元気になってない?」と。
生えてる!
かろうじて残っていたやつらの葉っぱが全員大きくはつらつとした緑色になっていました。たまたろうたまじろうに関しては、引っ越してきてから、一枚も新しい葉っぱが生えなくなってしまってたのにです。なんだかすごくメッセージ性を感じます。元気出せよ的な。
しっかりごはんを食べて、お風呂に入って、仕事の連絡を入れて、
少し土が安定するのを待ってから、私は、また、たますけとらぶすけの鉢に追加で種を蒔きました。今いるやつらだけでは、強い株を残して選別したりする選択肢がないなと思って。必ず大きくするんだと決めて蒔きました。
とにかく、この、こいつらの頑張りを次に繋がなくては、と強く思いました。正直言って自信がないのですが、 自信がないとかいってられない、これは完全にいい方法なんかなくても、カケてでも増やしていかないといけない話なのだと思った。
種の収穫が無事終わった時の記念撮影。
また引っ越しすることになったら、どうしようって思うのだけど、
次住むところの間取りのイメージはもう決まってて、南向きの日当りのいい、広くて気持ちいいベランダがある家を借りて、皆で一緒に笑いながら暮らそうと思う。
きっと楽しいことをワクワクしながら空想してる方が、素敵な未来がやってくるんですよね。
Happiness is very close to you‼
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