ライブ友のAちゃん、うちのツイッターをチェックしてる方は、なんとなくおぼえてるのではないでしょうか?
この子ですね。
センスと眼鏡の塊のような子なんですが、その子の甥っ子二人組と、たまに遊んでもらえるのですね。わたしは。
この間、お兄ちゃんの方に「家に遊びに来い。」という大変ありがたい招待を受けており、ついに遊びに行くことになりました。
約束の前日。AちゃんにLINEを送ったところ。
タコパー?
なんだそれ、すごい。知らなかった。
そんなわけで、日曜日がやってきました。
駅について降りる方角が分からずキョドって待合室でそわそわしてると目の前にAちゃんとお兄ちゃんの方がやってきた。道すがらお母さんと弟も登場。一家で迎えに来てくれた。
御土産を渡し、幸せな気持ちで到着したAちゃんの家は白いフローリング。壁に落書きだらけの楽しい家だった。開口一番こう言ってしまった。
「わ、わたしも落書きしていいですか!!」こんなに描いてあるのだから多少増えてもいいだろう。という、まるで焼かれた村に蛮族がやってきて、食料を強奪するついでに、村娘の一人や二人かまわないだろう。というような思考回路だ。
お母さんが多少困りながら紙を壁に貼ってどうぞ、と用意してくれた。
わたしがサンドイッチの絵をフツーに描いてると「お前大人だろ、本気出すなよ!」「手加減しろよー」という声が。兄の方に直球で怒られたので「わたしはあんたたちのこと子供だとかで差別してないだけだよ」と返答。しばらくすると「爆撃用意ーー!」という号令のもと、爆破作業が始まった。
気づくと右の紙の下の方に戦艦が描かれてて、ここからわたしのサンドイッチが赤いクレヨンで砲撃されている。気に入らないからぐしゃぐしゃにしてやる。というわけではなく、これは戦艦が敵を潰しているだけなのだ。
これでは文句も言えない。
そうこうしてるうちに、「はーいたこ焼き焼くよー」
慣れた手つきで、たこ焼きの準備をしてくれるAちゃん。人力で作れるやつなのかこれ。すごい。
横でお母さんが「この子大学の時たこ焼き屋さんでバイトしてたからね」と嬉しそうに教えてくれた。お母さん(Aちゃんにとってはお姉さん)がほんとに嬉しそうに言うので、わたしも嬉しくなって一緒に笑う。
わたしのような蛮族でも、楽しくタコパーに参加できそうなあたりまでセッティングしてくれたので、くるくると回していく。球状に焼けるという事に関してあらためて感動してしまう。
わたしがはじめてひっくり返したたこ焼き。
神々の遊戯が終焉を迎え、兄と弟に宝物を見せてもらったり、クイズ大会をした。兄の方は来年小5なのですが、大変な物知りで、白地図クイズでは惨敗してしまった。そうだよね、琵琶県とかないですよね…。
体の小さな友達と遊ぶのは楽しいですね!カードゲームや白地図クイズとかもやったんですが、負けまくって悔しくて、わたしからは「日本の中で出版社が最も多く存在する東京都の区は?」だの「Gペンと丸ペンどちらが細部を描き込むのに適している?」だの大人げない本気クイズばかりになってしまった。 pic.twitter.com/KG7qCotSF4
— mmsk (@mmsk404) 2017年3月5日
この大人でも解ける人が限られてるような出題にも、この子らは「まみすけずりぃぞ」「手加減しろ」「大人げない」とまっとうな受け答えで対応していて、わたしはもう一回「わたしはあんたたちのこと年齢とか体が小さいからとかで差別してないだけだよ」と返答しておいた。
兄と弟、両方小脇に抱え、ソファでモンハンを見せてもらったりしてる途中、きっとこんな風に懐いてあれこれ教えてくれるのは、中学や高校にあがったら、無くなっちゃうんだよなぁって、考え始めたら、無性に寂しくなってしまって、
「ねぇ、おっきくなってもさぁ…わたしと一緒に遊んでくれる?」と聞いてしまった。兄の方がニヤッと笑って「わっかんねぇな!」と一言。
うう~。そうだよね~。
ちょっと睡眠が足りてない状態で行ったので、バディファイトをプレイする前10分ぐらい寝かせてもらってたんですが、弟の方が寝てるわたしの顔をじろじろと見て「お前…」「眼鏡かけてないとヘンだ!」「眼鏡ずっとかけとけ!」「眼鏡の方がいい!」と多分褒めてるような感じで言ってきて笑ってしまった。ありがとう。眼鏡一生かけとくよ。
バディファイトは、兄に教えてもらいながらだったのですが、教え方がなんだかんだいってとても親切で、デッキ一式譲ってもらったりした。うまかったらさぞかしカッコいいだろう。どっかで秘密特訓とかできるような施設ないかな?
そうこうしてるうちに楽しい時間は、あっという間。帰る時間になってしまった。帰り際お母さんに「遊んでくれてありがとう」とおいしいクッキーを手渡され丁寧にお礼を言われた。むしろわたしが遊んでもらってる感じなんで、こっちがお礼を言わないといけない。
夕焼け空の下、4人で手をつないで歩く道すがら「ねぇ、あんたたち、おっきくなってもさぁ…わたしと遊んで欲しいよ」ともう一回食い下がってみた。
弟は小さいのでぽかんとしていたけど、またこいという返事。兄の方はそっぽを向いて「しょーがねぇなぁ」と、一言。
見上げると、竜の背骨みたいな雲が浮かんでいて、わたしは多分今日のことは勝手にずっと覚えてるだろうなぁ。と思った。
とてもとても、楽しかった。いつまでもこんな関係でいられるように、この日の思い出を大切にしたいと思う。
Aちゃんと甥っ子一家さん、招待してくれて、ほんとにありがとうございました。
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